こんにちは。
教育現場で、プレゼンテーションやスピーチ、ディベート、ディスカッションといった手法を用いることは、今後ますます増えていくことと思います。それらの違いを、私なりにまとめておこうと思います。
まず、プレゼンテーションとは、一人以上の人数の発表者が、特定の聴衆に対して、ある目的をもって、自分たちの発表したいことを、声やスライドなど様々な方法を用いて行うものです。
大切なのは目的があることです。伝えたいことを伝えることができ、聴衆が感動したからといって、目的が達成できていなければプレゼンが成功したとは言えません。
次に、スピーチとは、一人の発表者が、特定の聴衆に対して、自分の発表したいことを、自分の声で伝えるものです。
もちろん、スピーチでも目的があることは少なくないと思いますが、その頻度ではプレゼンのほうが勝ると思います。例えば、朝の1分間スピーチで、特定の目的をもって話すということは想像しにくいはずです。
そして、ディベートとは、特定の主題について、肯定的な立場と否定的な立場の二つに分かれ、批判的な議論を交わすことによって、真実に到達しようとするものです。立場を分けて固定した以上は、最後まで自分の立場を放棄することはできません。
最後に、ディスカッションとは、特定の主題について、3人以上の人間で、立場を固定せずに自由に発言することによって、理解を深めようとするものです。最初、特定の立場を取っていても、途中で自由に立場を変更することが可能です。
私は以上のような理解に立って、それぞれの活動を行っていきたいと思っています。